千春37 – 普通のエッチで得る快感

「いれるね」

若林は、急に真面目な顔になり、千春の陰部の入り口に亀頭をあてがい、最初はゆっくりと、最後は勢いよく奥まで差し込んだ。

「あぁぁぁ!」

千春は大きな声で喘いだ。

「千春、お隣さんに聞こえちゃうよ、いくら引っ越すといってもぉ」

若林は、そう言った。

特に隣から苦情など来たこと無かったが、なんとなく千春の為にそう言った方がよい気がした。

それから、若林はがむしゃらに腰を振った。

千春も喘ぎ声を小さくして、『気持ちいい』と何度も言った。

(あぁ、気持ちいい、、、、、、気持ちいいのに、なんで、、私、、、私ったら、、、喘ぎ声を演技してる)

千春は、気付いた。

最初から条件反射のように出していた喘ぎ声も、出すべきところで出していた。

そのことに、一番驚いたは千春だった。

それなりに今日のセックスに興奮を感じ、身体は楽しみにしていたはずだった。

それなのに。

「千春ぅ、俺」

「うん、私も、あ、あ、あぁぁぁん、イクよ、一緒に、、、あぁぁぁ」

(イッちゃだめだけど、、、、、、演技しようって思ってたけど、、、、これって、、、)

集中治療までは絶頂に達してはいけないと髭グマに言われてはいたものの、セックスをして耐えられる自信もなかった千春ではあったが、演技をするまでもなく絶頂を迎える気配がまったくなかった。

コンドームに覆われて膣内でビクビクと跳ねる若林の男性器を感じながら、千春は絶頂に迎える演技をした。

千春は自分に何が起きているのか混乱し、行為が終わると同時に若林の顔が見れずそのまま壁側を向き目を閉じた。

「千春、ありがとう、気持ち良かったよ、、、なんか、いろいろ踏ん切りがついた、ありがとう、これで何にも迷わず転校できるわ、、、、、もう、千秋をコントロール出来るようになったみたいで、よかったな」

若林は感性で、いろんなことを感じていたが、全ては千春が千秋をコントロール出来たのだと解釈し納得した。

「あ、そうだ、、、、小林達に、千秋も留学するって言っとこうか?、、、そしたら、例の学校での呼び出しも無くなるし。」

若林の最後の悪あがきだった。

このまま自分がいなくなった後も、自由に呼び出せる環境だけは壊してやりたかった。

「それ、いいかもぉ、、、、あー、それってヤキモチ妬いてるんでしょうぉぉぉ」

千春は努めて、明るく振る舞った。

「っんなこたねぇよ。いつまでも寝てると、また始めるぞぉぉ!コンドームは1箱あるんだからなぁ!」

若林は、なぜか泣きそうになったが笑顔でそう言った。

「ばか、1回って言ったでしょ」

千春はそれだけ言うのが精一杯だった。

(若林君、ありがとう、、、ごめんね)

千春は心の中でそう呟いた。


ある日の朝、千春は、布団の中で天井を見上げていた。

どうしても、若林とのセックスの事が気になっていた。

心のどこかでは既に答えは出ていたが、認める訳にはいかなかった。

それを認めれば、もう後には引き返せないことを知っていたから。

(きっと、若林君とのエッチが、普通に彼氏とするエッチよね、、、、なのに、私の身体は、、、、だめよ、、大丈夫、、今だけだから、、時間が経てばきっと忘れるわ)

千春は忘れる為に、忘れるべきこれまでの痴態を思い返して呪文のように頭では忘れろ忘れろと繰り返すが、身体は思い返すだけで甘い液が勝手に湧き出し手も勝手に動き出していた。

(やだ、もうこんなに濡れてる、、、だめよ、、今日はイッたらだめな日だから、、、)

そう自分に言い聞かせると、日課である基礎治療という名の『寸止めオナニー』をまた始めた。


数日後の部活終わり、千春は誰も残っていない校舎の女子トイレで声を押し殺してバイブオナニーをしていた。

(今日から安全日、、、、、このバイブで集中治療を終わらせないと、、、、)

鍵のかかる部屋を持っていない千春は家にバイブを保管することが出来ず、若林に買ってもらったバイブを鍵のかかる部室のロッカーに保管していた。

以前、女子の水泳部で部室の鍵が壊され水着が盗まれたことから、女子の運動部だけ鍵付きのロッカーが与えられたのだった。

(はぁぁぁ、もうすぐイケそう、、、おもちゃの音が外に漏れちゃう、、もっと出し入れできたら、早くイケそうなのに、、、バイブの音、静まれ、、、、、バレちゃう、、外にいる男子にバレちゃう、、、たくさん入ってきて、、、犯される、、、みんなのおチンチンを入れられて、、だめぇ、、あっ、、イクっ、、、)

バイブオナニーを初めてほどなく1回目の絶頂を迎えた千春だが自分でも驚くような想像を加えてしまった。

脚ががくがくと震え既に立っているのがままならない状態になった。

(やぁぁぁ、アソコに力を入れたら、、、やだぁぁぁ、、気持ちいい、、イクよ、、、ダメ、我慢してから、、まだイッちゃダメ、、やぁぁぁ、、暴れる、おもちゃが、、、ダメ、、そんなにかき回したら、、だめよ、、、、我慢しなきゃ、、、、、だめ、、まだだめぇ、、、、、、あっ、、、イク、、、あっ、、あっ)

髭グマのクリニックで追い込まれた通りに自分で自分を追い込むように我慢をしてからの絶頂を求めるようになっていた。

それは立っていられないという恐怖心からでもあるが、そうすることによってより大きな快感が得られることに気づき始めていたからだ。

(またイクから、、、やだぁ、我慢できない、、、だめよ、いまクリ触ったらダメ、、、イッちゃうから、、イクと、おもちゃが壊れちゃうの、、イクと力が入って器具を壊しちゃうの、、、、ダメよ、、、、我慢して、、、あぁぁぁ、も、もう、だめ、もうイキます、イキます、、、やぁぁぁぁぁぁ)

千春のオナニーは、これまでのいろんな羞恥な体験を復習するかのようなオナニーに変化していった。

「はぁ、はぁ、、はぁ、、、、、まだ10分しか経ってない、、、こんなの無理よ、、、、60分も続けるなんて、、」

千春は足が震えて立っていられなくなることもあったがこのまま60分も続ける自信がなくなり始めていた。

(このバイブ、、、気持ちいいけど、、、なんか違う、、、、生のチンチンと、、、、違うよ、、、入れた感じも、、、、、あれが、、、あれが出る感じも、、、、、、あの匂いも、、、触った感じも、、、、舐めた感じも、、、、違うよ、、、、全然違う、、、、)

そう思うようになってしまった千春は、もう絶頂を迎えることはできなくなってしまった。

数回の絶頂だけで身体が満足してしまったこともあるが、それ以上に続ければ続けるほど渇き虚しさだけが増幅していった。

(もう無理、、、これじゃあだめだ)

15分ほどで諦めてしまった千春は、バイブをウエットティッシュで拭くとそそくさと小さな化粧ポーチに入れてトイレを出た。

そこに誰もいないはずの廊下の先に男子がひとり歩いている。

千春はドキッとして、反射的に身を隠そうとするとそれは若林だった。

「あれ、若林、、、君?」

「ようっ、千春、、、、、どうしたの、、、、こんなところで、、、、」

「え?、、、あ、ちょっとね、、、、こ、若林君こそどうしたのよ、、、もう引っ越したんじゃ」

「あー、俺?、、、俺は今日がこの学校最後だから、顧問と担任に挨拶してた、、明日、引っ越しだからさ、、、、さっき小林に会ったから、例の千秋の留学のことは伝えといたよ、、超~~残念がってたわ、、、俺がいなくなっても寂しくて泣くんじゃないぞ、、、またアレがしたくなったらいつでも来てやるからなっ」

「バカじゃないの、、彼氏でもないのに呼び捨てするなって言ってるでしょっ、、、、向こうの学校で早く彼女見つけなさいよ!、、、じゃあね、、、バイバイ!」

千春は若林と笑顔で手を振って別れた。

(これで、この学校には私が千秋だと知ってる人は誰もいなくなったわ、、、、あとはSNSさえ削除すれば完全に千秋を消すことができる、、、、、、)

そこに、タイミング良く小林からメッセージが届いた。

千秋さん留学すんの?

そうなの

そんなの聞いてないよ(T_T)

ごめんね、挨拶もできなくて

え、いまどこにいるん?

あれはどうなった?そろそろ安全日でしょ?

なんで私の安全日を知ってるのよ?

それは毎日千秋さんのこと考えてるからやん

ありがと

でも大丈夫、なんとかなりそう

え?なんとかって?

んーと

自分でなんとか

自分でオナニー?

まぁ、そんなとこ

60分もできんの?

まぁなんとか

もういいでしょ

ありがとうね心配してくれて

大丈夫だから

えー(T_T)

そうなんや

でも必要になったらほんと連絡してや

絶対やで

(とは言ったものの、、、、どうしよう、、、このままだとひとりじゃ無理そう)

千春38 - 女子の迷いと女子の強み
翌日の部活終わりに、千春は、また生理周期アプリのカレンダーを眺めていた。 (はぁ、どうしよう、、、、この土日を逃せば、安全日終わっちゃう) そう心で呟きながら、無意識に千秋のアカウント用のSNSのを開き小林のアカウントをクリック...