千春38 – 女子の迷いと女子の強み

翌日の部活終わりに、千春は、また生理周期アプリのカレンダーを眺めていた。

(はぁ、どうしよう、、、、この土日を逃せば、安全日終わっちゃう)

そう心で呟きながら、無意識に千秋のアカウント用のSNSのを開き小林のアカウントをクリックしてしまった。

(ダメダメ、何やってんの、、、)

そこにタイミグ悪く小林からメッセージが届いた。

千秋さん元気?

あ、うれしい!すぐ既読になったー?

ねぇ、ねぇ、なにしれるの?

いまどこにいるの?

(もおぉ、小林君は相変わらず)

その千春に対する一生懸命さに、癒されニコリとした。

今週の土日にまた親がいないから、この前のメンバー5人でうちに集まるよ

千春は理性と格闘したが、集中治療の解決策を見出せないままでいたので答えを曖昧にした。

もしかしたら残った手続で、明日はそっちに少しだけ戻るかも

それから5分ほど返信は無かったがカバンに携帯をしまうことなく、手に持ってチラチラ着信がないか気にしながら歩いていた。

誰に見られている訳でもないのに顔は平然を装うのだった。

ピロロンッ

もし、泊まりならホテル代がもったい無いから、うちに泊まりなよ

みんなも泊まっていくし

(え、泊まり?、、、一晩中?、、、クラスメイトの男子5人と、、、)

千春の妄想は、もう止められなかった。

何度も何度も頭の中でシミュレーションをした。

(もし、男の子達に酷いことをされたらどうしよう、、、、みんなに裸にされて、、囲まれて、、、、やん、そんなに見ないで、、、、みんなで触ってきたり、、、生で入れてきたり、、、、やん、口にも、、、、あぁぁ、この味、、、、、、やぁ、だめよ中に出したら、、、、あぁぁ、、出てるぅ、、、中でビクビクしてる、、、、やだ、イクとこみんなで見てる、、だめ、だめ、やだ、もうイッたのに、、、、、、、そんなぁ、、みんなで交代で入れるなんて、、、、やぁぁぁ、、、そんなに何度もイカさないでぇぇ)

千春のシミュレーションは妄想となり、今までの甘美な経験を蘇らせる。

(やだ、私、濡れてる、、、、、、、想像しただけで、、、こんなに、、、、)

下腹部の違和感に、周りを気にしながらそっと手を這わせると陰部から既にヌルッとした液体が感じられた。

千春の思考が身体の欲求に合わせて次第に肯定的に動き始めた。

(私が千秋だなんて誰も知らない訳だし、、、、、、、そうね、特に問題ないかも)

千春のシミュレーションという名の妄想は、小林の誘いに乗ってもリスクはないと答えを出した。

(大丈夫、これが最後だから、、、集中治療はこれで終わるし、、この1回だけで千秋のアカウントを削除すれば全て無しになる)

千春はSNSの千秋用のアカウントさえ消せば、千秋をいつでも抹消させられると安心していた。

(でも、どうやって、、、、私からしてくださいって言うの?、、、やだ、、)

ねぇ、みんなには私の治療のこと言ってないよね?

髭グマに言われると嫌やなんだけど

言わへんよ

ならいいけど

うちの場所は覚えてるでしょ?

夕方にはみんあ集まってるから

DVD鑑賞会すんねん

なによDVD鑑賞会って

どうせエッチなDVDでしょ

ちゃうって映画やん

みんなで映画みようや

なに言ってんの目的は映画じゃないでしょ

そうやで

目的は千秋さんの治療のお手伝い

そんなこと言ってエッチなことしたいだけでしょ

いやよ、男子5人なんて

力ずくでひどことされそう

大丈夫、絶対大丈夫

そんなこと信じられません

それからまたしばらく小林からの返信が止まった。

こちらから返信しようと考えても何と返信すればよいか思いつかない。

(どうしよう、、素直に行くって言えばよかったかなぁ)

ピロロンッ

(あぁ、良かった、、、、返信来た、、、、でもしばらく待ってから返信しよ)

千秋さんええこと考えたで

おーい、千秋さーん

なに?

良かったー(T_T)

怒って返信ないかと思った

ええ作戦を考えたで

千秋さんエロエロ大作戦

何よそれ

この前さぁ千秋さんが急にスイッチ入って男の上に乗って腰を振り出したことのこと覚えてる?

それは言わないで

千秋さん目隠ししてたから知らんやろうけどみんな圧倒されてなんもできんかったやん

みんなほとんど童貞みたいなもんやから積極的にされたら受け身になるのよ

そうなの?

そうそう

だから千秋さんエロエロ大作戦

千秋さんが淫乱のフリしてこの前にみたいに積極的ににしてたら男は委縮するから

(確かに、男子ってそういうとこあるよね、、、、、こっちが積極的に仕掛ければいいんだ)

千春の妄想は男子に襲われるものから、男子を襲っている自分を想像するようになっていった。

そんなうまくいくの?

自分からなんてわかんないよ

それは大丈夫やて

俺がどうすればいいか教えるから

これから作戦会議や

小林はそう言うとマシンガンのように千春の行動すべきシナリオを提案し続けた。

文字で読むだけでも恥ずかしい行動の数々に千春は愕然とするが、それしか策がないと納得するしかなかった。


翌日の土曜日の夕方、4人の男子たちが小林家のリビングでソワソワしながらテレビを見ている。

DVDで再生された映画を何も喋らないで直視しているが内容はまったく頭に入ってきていない。

ドアホンのチャイムが鳴り、モニターに女の子の顔が映し出される。

4人揃ってビクッとするとお互いを顔を見合わせた。

「き、、、き、来た」

男子たちにざわざわと緊張が走る。

普通でいようとすればするほど、自分の動作がぎこちなく感じる。

ある者はソファに座ったり床に座ったりを繰り返し、しっくりくる座り方を探る。

玄関を開けに行った小林が、千春を連れてリビングに戻ってくる。

「こんばんわぁ、初めましてー、、初めましてじゃないか、もう散々したもんね」

今日の千春は、雰囲気が違った。

羽織っていたジャケットを脱ぐその姿は髪型を少し変えてきたせいか、薄く色の入ったリップを塗っているせいか女性としての色気があった。

千春39 - 淫乱こそが最大の防御
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