万理の指が、自分を絶頂に追い込もうとした時
「八栗先生っ、すみません、サインもらうの忘れてましたぁー」
高橋が研究室に戻ってきたのだ。
実験室の鍵をかけている事を知られたくない、万理は慌てて裸の上に白衣だけ来て実験室を出た。
「あ、あぁ、サインね、、ごめんなさい、私も忘れてたわ、、、伝票ちょうだい」
伝票を手渡す高橋の目が、万理の姿に釘付けになっていた。
いつも白衣の胸元に見えるはずの一番上までボタンを閉めたブラウスが見えず、そこには豊満な胸の谷間がみえていた。
さらに生地の薄い真っ白な白衣を押し出すような乳首が、くっきりとその形と薄ピンクの色が浮き出ている。
その下にはいつも履いているズボンが見えず、膝の上の太ももまで生足を露出しているのだ。
万理は、露骨に凝視する高橋の視線に気付かず伝票にサインをしている。
「えーと、、あれですよね、、、えーと、、」
高橋は、そのまま研究室から、帰らないで済む理由を探していた。
「あ、そう言えば、そろそろ学会の時期ですねぇ」
高橋が、伝票のサインをしている万理の背後の流し台に回り込み、万理を背後から覗き込む。
そこには、ぷっくり膨らむ形のいいお尻と、中央に真っ直ぐにお尻の割れ目が、はっきりと見えた。
白衣の下は、全裸だと高橋は確信した。
「はい、ありがと、サインしたわよ」
高橋に伝票を渡すために振り返った万理は、ふと目に入ったガラスの扉に映る自分の姿に目を見開いた。
鏡ではないそのガラスですら、はっきりと胸の谷間が露出し乳首が透けているのがわかったのだ。
しかし、いまさら身体を隠すと怪しまれる思い平静を装う万理だったが、心臓が急にパクパクと音を立てた。
「学会前のレポート作成が今年もまたラボ泊になりそうなんですけど、」
高橋の視線を痛いほど感じでいた万理だったが、高橋の顔を見ることが出来ず、じっと羞恥に耐えてうつむくことしか出来なかった。
「吉田先生が出産休暇じゃないですかぁ、、、教授が八栗先生にお願いするかもって、、、言ってましたよ」
万理が視線をそらしている事をいい事に、高橋は、万理の周りをグルグルと回りながら、どうでもいい話を続けた。
万理は、羞恥な視線を想像して耳を真っ赤にしていたが、それと同時に陰部からやらしい液が溢れ出るのを自覚していた。
先ほどのオナニーが絶頂寸前でイケなかったこともあり、羞恥な感情が快感へと変わっていったのだ。
その液が太ももを伝って高橋に見つかる事を恐れ、急に高橋の背中を押して外に追い出した。
「ご、ごめんね、、本当に忙しいから、、、教授にラボ泊でもなんでも学会には協力するって言っといて」
やっとの思いで高橋を追い出した万理は、研究室の奥にある実験室に駆け込んだ。
「やぁぁ、わ、私、、こんな格好で、高橋君の前に出たの?」
鏡に映した自分の姿を、気が遠くなる思いで眺めた。
そのまま全裸になると、ソファーに座り待ちきれなかったオナニーを再開する。
「はぁ、はぁ、、や、、私、、高橋君に、、恥ずかしい姿を見られて、感じてたわ、、、やだ、、こんなに濡れるなんて、、、あぁぁ、、もうイキそう、、、ん、、ん、」
絶頂を迎える寸前に、鍵をかけ忘れた扉が少し開いているが目に入る。
その扉の隙間から、誰かの人影があった。
高橋が万理の異変に気付いて、コッソリ戻ってきていたのだ。
しかし、高橋の視線に気づいても、万理の指は止まらなかった。
むしろ、高橋の視線によってさらに快感が大きくなり、扉の視線に向かって大きく足を開いて見せつけるようなオナニーを始めた。
「やぁ、、はぁ、、あぁん、、イク、、、イキそう、、誰か、、チンコ入れて、、、あぁん、、チンコ欲しい、、や、、イク、、ん、、あぁぁぁぁぁぁ」
万理は自分の言葉に驚きながらも、見事な絶頂姿を披露してしまった。
寄生後の5日間、オテイ虫によって与え続けたられたセックスへの欲求を、ずっと我慢していた万理にとっては当然の行動だったのかも知れない。
息を整えながら、自分のしてしまったことを思い返して顔を上げることが出来なかった。
「八栗先生、、、何してんの?」
当然のように高橋が中に入ってきた。
頭の中が真っ白になる程、万理はパニックになり、両手で身体を隠すのが精一杯で何も答えられず、ただ高橋を見つめた。
「いつも、実験室で、こうやって、オナってんの?」
高橋は、既にいつもの敬語ではなくなり、攻撃的な口調になっていた。
「違うの、、これには訳があって、、、」
オテイ虫の事を話しそうになったが、この研究がバレる訳にはいかない万理は、それ以上の言葉が続かなかった。
「訳って何ですか?、、、さっきも裸で白衣を来て、、、僕に見せつけて、感じてたんでしょ?」
