その日の夜、帰宅した万理は、既に習慣になってしまったオナニーを始めた。
「はぁぁ、、ダメだ、、、こんなの、、全然、、気持ち良くない、、オテイちゃん、、起きてよ、、、ねぇ、、物足りないよぉ、、、ねぇ」
万理は乳首を指で捻るように引っ張り、膣に指を挿れたまま陰核を手の平で擦るように、手を左右に揺らしながら摩擦した。
すぐそこまで来ている絶頂が、なかなか来てくれないもどかしさに万理は狂いそうになる。
「はぁ、はぁ、、、もぉぉ、、こんなのムリ、、、どうにか、なっちゃいそう、、、」
1時間以上もオナニーを続けた万理は、絶頂を迎える前に陰核がヒリヒリしてきた事で我に返りオナニーを中断した。
欲求不満の肉体も、昨晩までの寝不足とオナニーの疲労のお陰で、その夜は朝までぐっすりと眠る事が出来た。
翌日の夕方、万理は窓から日が暮れていく空をボーっと眺めていた。
「オテイちゃん、、、あれからずっと活動してくれないわねぇ、、、日没になったら、またお腹空かせて、活動してくれるかしら、、、、、やだ、私、、なに考えてるのっ!」
あの快感が忘れられなくなり始めた万理は、無意識に出た独り言に我ながらビックリした。
万理の子宮に寄生したオテイ虫は、昨日の高橋の射精以来、まだ活動を再開していなかった。
「そういえば、、今日は、高橋くん、サンプル届かなかったのかしら?、、、、やだ、、また、私、なに期待してるの」
気を許すと、すぐにエッチな期待をしてしまう自分の思考に何度も驚く万理だった。
それほどまでに、オテイ虫が与える快感は、忘れられないほどの気持ちよさなのだ。
「そ、そうだ、、高橋くん、、昨日、ムービーを撮ってたわよね、、、あれは、研究に必要かも、、、、、、そ、そうよ、研究の為よ、、研究に必要だから、、、」
万理は自分に言い聞かせて受話器を取るが、なかなかコールできず受話器を置いたり取ったりを繰り返す。
「もし高橋くんを呼んだら、、、また身体を求めてくるかしら、、、、、あっ、来たぁ、、、やぁ、オテイちゃん、」
高橋とのセックスしていることを想像した途端に、陰部がムズムズと快感を求め始める。
窓の外は、いつの間にか日が落ちて真っ暗になっていた。
万理の思考は期待に支配され、受話器を取ると内線で高橋の部屋にコールした。
トゥルル、トゥルル、トゥルル
「もしもし、、、、高橋くん?、、あの、、、昨日は、、ごめんなさい、、、あ、あの、、、少し、相談があるんだけど、、、時間がある時でいいので、、こちらに来てもらえませんか?」
受話器の向こうの高橋は、素っ気なく『はい、分かりました』とだけ告げて電話を切った。
「あぁぁ、やだぁ、、高橋くん、呼んじゃったぁぁ」
万理は、ワザと期待を持たせるような言い方をした自分に、またビックリしていた。
受話器を置いた万理は、ふと目に入った机の角に懐かしさを感じた。
そう、小学生の時に初めて発見した机の角オナニーだ。
万理は小学生の時の勉強机より、高さのあるテーブルに爪先立ちで陰部を擦りつけた。
「あぁぁぁぁ、、これだぁ、、オテイちゃん、まだ居てくれたんだわ、、」
脳をビリビリと痺れさせる快感に、万理は子宮のオテイ虫の存在を確信した。
「はぁん、、だめ、、高橋くんが、来ちゃうか、、、いまは、ダメよ、、、あぁぁ、でも、、ちょ、ちょっとだけ、、」
爪先立ちしたふくらはぎの力を抜くと、体重を机の角に預ける。
「やぁぁぁぁぁ、、、うぅ、、はぁぁ、、やだ、、もう、、あ、、ん」
万理の腰は、ギシギシと机を揺すった。
ほんの数秒で絶頂に達した万理の身体は、快感を維持するように腰を振り続ける。
「ん、、、や、、あ、、だめ、、、高橋くんが、来ちゃう、、、や、あぁぁ、、やっぱ、これ気持ちいい、、これよぉ、、あぁぁ、また、イ、、、ク、、、ん、ん」
万理は、研究室のドアを見ながら、恐る恐る何度も続けて絶頂を迎えた。
ガチャ
高橋がニヤニヤしながら入ってきた。
「あ、、、た、高橋くん、、、忙しいところ、ごめんなさい、、、」
万理は、目の前の本や書類を整理するフリをして、乱れた息を整えながら平静を装った。
「なんですかぁ?淫乱な万理ちゃん、、、またエッチしたくなったの?」
万理は馴れなれしい高橋の態度に、やらしい事を期待した自分に後悔した。
「ち、違いうの、、あのぉ、、昨日、撮影したムービーのデータのコピーを、、頂きたくて、、」
うつむきながら、そう言う万理の顔を、覗き込むように高橋が近づいてくる。
「あー、あのハメ撮り動画を見たいんだぁ、、いいよ、、じゃあ、奥に行こうか」
高橋は、そう言って奥の実験室に勝手に入っていく。
「いや、違うの、、ホントにそうゆうのじゃ、、、」
