万理は、慌ててシャワー室に入ると、プレートをドアにかけないで、服を脱ぎだした。
服を一番上のカゴに隠すようにしまうと、奥の個室に入り、ビニールのカーテンをシャッと閉めた。
ガチャ
カーテンの隙間から、入り口のドアを覗くと、予想通り、高橋の同期の古賀が、入って来た。
古賀は『男子使用中』のプレートを掛けて、ガサゴソとビニール袋の中から、何かを取り出す。
古賀は、服を着たまま、洗面台の鏡に向かって、ヒゲを剃る準備を始めた。
万理は、いま声を出すと、女性が入っている事に気付き、飛び出すこと警戒して声を潜めて様子を伺う。
心臓がバクバクと音を立て、足が小刻み震える。
男性が裸になるのを、覗きながら待っているのだから当たり前だ。
そんな異常な状況にも関わらず、オテイ虫は、容赦なく活動する。
万理の両手は勝手に胸と陰部に伸びて、万理の弱い所を刺激した。
気付かれてはいけないという恐怖と、男性の更衣室を覗いているという背徳感で、身体が勝手にゾクゾクと震える。
それでも、快感は容赦なく襲ってくる。
古賀がやっとヒゲを剃り終わり、服を脱ぎ始めた。
男性が全裸になる一部始終を覗くと事になった万理は、心臓の音が自分でも聞こえるほど大きく鼓動していた。
古賀の男性器がポロリと姿を出し、全裸になった事を確認したところで万理が仕掛ける。
「あぁん、、、あ、、やぁぁ、、あぁぁぁぁん」
既にオナニーを始めていた万理には、演技ではなく自然に喘ぎ声を出すことが出来た。
「・・・・・・・・・・」
古賀は突然聞こえる女性の艶めかしい声に、状況が理解できず耳を澄ませた。
万理も古賀の気配を気にしながら、味わったことのない緊張感のなかでオナニーを続ける。
緊張感からくる体の震えが、少しずつ快感のスパイスに変わっていった。
クチュ、、、クチュ、、、クチュ
「あっ、、、、んん、、、、、やっ」
万理は、高橋の時にうまくいった『オナニーしているところが見つかってセックスしてもらう作戦』を思い付いたのだった。
静寂のなか、シャワールームにやらしい音と女性の喘ぎ声が、エコーを効かせて響き渡る。
「あぁぁぁぁ、、、、んぅ、、、やぁ、、、あ、イク、、、イクイク、、、ん、、ぅん、」
万理は極限の緊張感のなか、演技ではなく自分でも信じられらないほどの快感で本当に絶頂を迎えた。
見ず知らずの女性の絶頂を迎える声を聞き終わると、気の弱い古賀は服を着て立ち去ろうとする。
ガサガサッ
ビニール袋が発する音がこんなに大きものなのかと、古賀はハッとして女性の声がする方を見る。
「キャッ、、、、だ、誰?、」
万理は作戦通り、男性がいるなんて知らなかった演技を続ける。
「うわっ、、、、ごめんささい、、、女性が入ってると知らなくて、、、ごめんなさい」
「あっ!、、すみません、、、、私、、プレート出すの忘れてたかも、、、」
万理は古賀の行動を耳を澄ませて観察する。
「ご、ごめんなさい、、、すぐに、出ますのでっ!」
予想外に真面目な古賀は、慌てて服を着ようとした。
「、、、、、あのぉ、、、いま、聞こえちゃいましたか?」
古賀の服を着ようとする気配にマズイと思った万理は、こちらから仕掛けるしかなかった。
「は、はい、、、聞こえましたけど、、、で、でも、大丈夫です!、、誰か、わからないし、、すぐ出ますから」
真面目な古賀だったが、服を着る手を休めて中の女性の反応を待つ。
「あの、、、もし、、この事を、秘密にしてくれるなら、、、お礼をしますので、、こちらに来て頂けませんか?」
静寂したシャワー室に響く古賀の生唾を飲む音が万理にも聞こえた。
「え?、、、お礼って、、そんな別に、、、、、えっ?、、、、いま一人ですか?」
加賀は混乱した中で、状況を頭の中で整理し始める。
「は、はい、、、ひ、一人で、、、その、、、、」
「え、、、えっ、、、、じゃあ、、、、一人で、、あのぉ、、、オナニーを?」
「、、、、、、はい、、急にしたくなってしまって、、、、、、つい、、、、」
消えりそうな万理の声は、演技ではなく震えるほどの恥ずかしさが襲ってきていた。
その声のトーンに、ただならぬ好機を感じ、古賀は意味もなく辺りをキョロキョロと見渡している。
「えっ、、、なに、、、、え?、、、、、お礼ってなんですか、、、」
そう言いながらも、期待でいっぱいの古賀は、ゆっくりと万理のいる個室の前に近づく。
古賀は、この聞き覚えのある声の主が誰なのか確かめたいという気持ちもたった。
「あの、ここから、、その、、、お、お、おチンチンを出してもらえます?」
その場にしゃがみこみ、ビニールのカーテンを下から胸の高さまでめくって万理が言った。
古賀が恐る恐る近づくと、めくったカーテンの下からスタイルの良よい女性の身体が見えた。
白く透き通った肌や、引き締まったウエストから推察するに若い女性だというのは明白だ。
この小柄な体系とチラチラ見えるボリュームのある乳房から、この体の持ち主が誰なのか確信し始めた。
「えっ、、、おチンチンって、、、えぇぇぇ、、、なに、、、、えぇぇぇ」
動揺している古賀だが、お礼の意味を理解してニヤつきが止まらない。
古賀は、意味もなく男性器を一度引っ張ってからカーテンに近付き腰を恐る恐る突き出した。
「こ、こうですか、、、、?」
万理は片手でカーテンをさらに持ち上げると、古賀の股間に顔を近づけた。
まだ緊張で垂れさがった古賀の男性器を、迷うことなく手でゆっくりと持ち上げる。
古賀も少し近づいてきてくれたので、万理は覚悟を決めて男性器の先端に軽く唇を付けた。
「え?、、だめだよ、、シャワー浴びる前だから、、汚いよ」
古賀の言う通り、そこからは、むせるような男性の匂いが漂ってきた。
「大丈夫です、、、この匂い好きなので、、あの、、カーテンを持っていてください」
シャワーで少し洗うと言う選択肢もあったのだが、今の万理には本当に愛おしい匂いに感じた。
万理が古賀の腰を両手で抱え、口だけで丁寧に男性器全体を舐めまわすと、古賀のソレはムクムクとやる気を出してきた。
ピチャ、ジュルル、ジュボッ、ジュボッ
硬くなるに連れて、口の中でたくさんの唾液に絡めて、ピストンの動きに変えていく。
「え?、、こんな、、本当に?、、え?、、、いいんですか?、、え?」
戸惑う主人には、お構い無しに息子はグングンと成長していった。
古賀は誰なのか確信したくなりゆっくりとカーテンを上げて、しゃぶっている女性の顔を恐る恐る覗き見た。
それは、明らかに万理の顔だ。
同期の間でもダントツに人気のある、万理が自分のモノをしゃぶっているのだ。
古賀の息子が、さらに成長期を迎えた。
「あっ、まだ、出さないでくださいね」
パンパンに膨張したソレを、今度はシゴきながら万理が念を押す。
「あ、はい、、、でも、、そんなにされると、そろそろ、ヤバイです」
口の中で射精するイメージで妄想が膨らんでいた古賀は、手でイカされるだと思い少しガッカリしていた。
しかし、もちろん万理の行動は逆だ。
カーテン越しに見える、万理の影が立ち上がった。
「あのぉ、、少し、腰を落としてください」
言われるままに少し足幅を広くすると、口ではない温かく湿ったものが亀頭に当たった。
「え?、、うそ、、え?、、、何も着けてないですよね、、え?」
