「みさとちゃんが負けたら、服を1枚脱ぐでよくないっすか?」
祐二の大胆な提案に美里は理解できないフリで頭を傾ける。
祐二は美里の返事も聞かずに美里の分のカードも配り始めていた。
美里も祐二につられて配られたカードが取れる距離に座り直す。
「ユー、、、負ける、、、ユー、服脱ぐ、、オーケー?」
美里は仕事も忘れまいと加藤の股の間に入り加藤の片足を自分の膝の上に置いてマッサージを続けた。
加藤の生足が美里の生足とが重なる。
マッサージは時として男女の距離を縮めるものだ。
英語で伝わらないと察した加藤がジェスチャーで一生懸命伝えようとしていた。
そんな加藤が可愛く見えてしまった美里が、親指と人差し指を目の前でくっ付けて『少しだけなら』というジェスチャーで答えた。
配られたカードで既にスリーカードが出来ていた美里はこのゲームでは負ける気がしなかったからだ。
(もぉぉ、、大の大人が、高校生みたいに必死になって、、そんなに私の身体が見たいのぉ?、、、、可哀想だから1回だけやって、断ろっと、、、、)
美里の目論見どおり、このゲームは美里の勝ちとなった。
役が無い祐二が1万円札を2枚、ワンペアの加藤が1枚を出して、美里の前に3万円が置かれた。
「ノー、ノーッ!、、、」
焦ったように美里が枕元に置いてあった加藤の小銭入れを取り、中から100円玉を取って自分の前に置いた。
「ははっ、、、可愛いなぁ、この娘、、キルビルだっけ、、、そんな物価が違うのかな、、、、オーケー、、ネクストッ」
美里の行動で場の空気が和み楽しい宴の雰囲気になっていく。
美里も子供扱いされることに少し喜びを感じて楽しくなってきた。
祐二がまたカードを三人分配った。
(やだ、、、私、、、調子に乗って、、ゲーム続けちゃった、、)
最初に配られた美里のカードは何も役がない。
キングだけを残して4枚のカードを変えても何も役が出来なかった。
(まずい、、、負けるかも、、、)
「俺、5のワンペア」「僕も、10のワンペアです、、」
美里は力が抜けたように、カードをベッドに置いた。
「やったー、、みさとちゃんの負けーっ!」
また高校生のように純粋無垢な笑顔で喜ぶ二人。
美里も悔しさを表現して加藤の脚に親指を強く食い込ませる。
「痛ててっ、、、ユー、負けーっ、、イエーイッ!、」
(うそっ、、、やだぁ、、、脱ぐの、、、、嘘でしょ、、、、そんな無邪気に喜ばないでよ、、、断りにくいじゃない、、、、)
美里が迷っていると祐二が寄ってきて美里のブラウスの裾に手をかけた。
その力が強引なものであれば反射的に拒むことも出来たかもしれない。
しかし、裾に手をかけても動かいないでじっとしている。
きっと美里が手を上げるのを待っているのだ。
その優しいエスコートを自然に受け入れて美里はバンサイするように両手を上げてしまった。
「おぉぉぉぉっ!」
ブラウスを脱がされてブラジャーが露出すると、パチパチと拍手をして歓声を上げる。
美里も照れくさく笑った。
薄い色のブルーのブラジャーの中央には可愛らしくリボンが着いていた。
そのワンサイズ大きいブラジャーは美里の乳房には完全いフィットしておらず、胸とブラジャーの間に少し隙間があった。
「可愛いブラジャーだね、、、ユー、ブラジャー、プリティー、、、、、そうだ、みさとちゃんが勝ったら、服着れるルールにしよう、、、ユー、ウイン、、、服、、着る、、、服、着るハムニダ、、オーケー?」
その日本語と英語とよくわからない韓国語のような言葉が混ざった加藤の会話に笑ってしまった美里は、睨むような仕草で笑って指でオッケーサインを出した。
(ようし、、次は負けないわよぉ、、)
勝負ごとが好きな美里は、勝負師の部分に火が付いてしまう。
しかし、次のゲームでも美里は負けてしまった。
(まずい、、、、今日、ストッキング履いてないから、あとブラとショーツだけだ、、、次は絶対に負けられないわ、、、)
美里はそう誓いながらスカートを脱いだ。
ブラジャーとお揃いの薄いブルーのショーツのレースから、美里の陰毛が薄っすらと透けている。
本当にそこまで脱ぐとは思ってもいなかった男達は、ブラジャーとショーツだけの姿になったキルギス人を目の前に言葉を失った。
次のカードが配られだすと、美里はカードが1枚配られる度に手元にカードを持ってくる。
その動作の度にブラジャーの隙間から乳首を披露することになり、美里の気付かないところで男達の興奮を高めることになっていた。
(よしっ、、ツーペアっ!、、これは勝ったでしょっ!)
しかし、祐二も3枚のカードを交換して小さくガッツポーズをした。
続いて加藤も1枚交換すると、ニヤリと笑う。
悪い予感がしてきた美里は自分のカードをオープンして二人を見つめる。
「僕、エースのスリーカード」「よっしゃ!、俺、フルハウス」
「うわっ、、、、オー、マイ、ゴッド、、、、」
思わず日本語が出そうになったが誤魔化した。
美里は『ホントに脱ぐの?』と尋ねたかったが英語がうまく出てこない。
二人を見詰めれるがニコニコしているだけで、次のゲームの為にカードをシャッフルしていた。
観念した美里はバスルームに駆け込み、バスタオルを持って二人に見せた。
「イッツ、、、オーケー?」
「オーケー、オーケー」
