また下半身に戻って陰部の正面に座った。
「さぁーて、、いよいよ、、、」
菜緒と同じように長くスラッとしたラブドールの両脚を優しく持ち上げると大きくM字に広げた。
「なんか、、、、凄く、、、エロいね、、、、この格好」
保坂はゆっくりと陰部に手を伸ばした。
最初は優しく陰核を包皮の上から人差し指の腹で撫でる。
「いきなり、指を中に入れちゃだめなんでしょ、、、、あと、いきなり強くするのもNGだよね、、、」
柔らかい包皮を指の腹で撫でていると、中の方で芯が出来てくる感触があった。
「うそでしょ、、、、、クリトリスがだんだ固くなってきたよ、、、」
その芯を転がすように優しく撫でると、ドンドンと膨らみが大きくなってくる。
保坂は、なんとなく人差し指と中指の二本の指で挟んでその芯を扱くようにしてみた。
「うわぁ、、、いまケツの穴が、、キュッってなった、、、感じてんのかな、、、」
タブレットの画面を覗くと、そこには心電図のようなグラフが表示されている。
「なにこれ、、、快感ゲージ?、、、、ほぉえー、、、どんだけ感じてるか数値化されるってか、、、、こりゃ勉強になるわ、、、」
心電図のように上下する波形と、パーセントを表す数字が表示されている。
「14%、、15%、、、おぉ、、、少し感じてくれてるわけね、、、これが100%になったら、イクのかな?、、、、、、やったことねーけどエロゲーかよっ」
保坂はまた何かを思い出したように自分の部屋の本棚に向かった。
「こうなると試してみたいのは、やっぱこれだよねー」
彼女が出来たときの為に買っていた『女性をイカせるテクニック入門』を引っ張りだしてうれしそうに本をパラパラと捲った。
「これこれ、、、、、、やっと出番がきましたか、、あ、そうだ、、、あと念のために、、、と」
また洗面台に立ち寄ると、おもむろに歯磨きをして髭も綺麗に剃り始めた。
「ふふふ、、、俺のクンニテクを披露する時がやっときたな、、、まずは秘技『クリ舐め』だっ」
おもむろにM字開脚したラブドールの股間に両手を添えて大陰部を左右に開き、両手の人差し指でプックリとした陰核を露出させると顔を陰部に近づける。
ほのか香るにボディソープの匂いを感じながら、口を陰核に照準を合わせると舌先で『の』の字を書くように表面をくるくると舐め回した。
するとラブドールの腹筋と両足が急にビクッビクッと大きく跳ねた。
「えっ、なんで?、、、あー、、また快感ゲージが下がっていく、、、、あちゃー」
タブレットに表示された快感ゲージが一瞬で下がってしまった。
「まじか、まだ強くするのは早いのね、、、、、わかりましたよ、、、、まず秘技『ついばみ』からですね、、、、」
そう言うと先程と同じように陰部に口を近づけるが、こんどは陰核を露出させてないで皮を被せたままで唇を小鳥のように尖らせてチュッチュッと優しくキスをするように吸った。
すると両足の緊張が解けてゆっくりと左右に開いていった。
「よしよし、快感ゲージが上がってきた」
調子に乗って陰核だけでなく陰部全体に『ついばみ』でやさしく刺激してゆく。
時折、陰核の皮やまだ閉じている大陰唇をかる唇で摘まみながらついばむ。
「なんか腹筋がぴくぴく動き出したぞ、、、、、、菜緒ちゃん感じてくれてんのかな、、、、」
ラブドールの反応はそのまあ快感ゲージにも反映されゆっくりと数値が上がっている。
両足を一旦降ろして身体をまっすぐに戻すとラブドールの横に座り、ゆっくりと『ついばみ』をおへその方へ軌道修正させた。
そしておへそを通過したあたりでラブドールの皮膚の変化に気付く。
「これって鳥肌?」
滑らかな白い肌のラブドールの肌に小さな凹凸が無数に表れた。
「これは感じてるってことでいいんだよね?」
そのまま『ついばみ』攻撃は2つある丘の手前にある頂点を目指す。
鳥肌を確認した保坂は味を占めて、右手の指先をフェザータッチで奥の丘の頂点目掛けて攻撃を加えた。
「ん?」
小さな丘の麓でまた新たな発見があった。
明らかに横隔膜が動いている。
そしてラブドールの顔を見ると少し口が開いていた。
「やっぱ、こいつ息してるわ」
そこに生命があることへの驚きに少し恐怖を覚えた保坂であったが、逆にその息遣いから性的興奮の反応であることへの喜びも沸き起こった。
「菜緒ちゃん、、、、感じてくれてんだ、、、、」
今までお金を払ってしかセックスをしたことのない保坂にとっては、自分がいかに気持ち良くなるかしか考えていなかったが、生まれて初めてセックスに奉仕の心が芽生えた。
ラブドールの息遣い、肌や筋肉の変化、肌の色や体温、その全てに気を配りながら愛撫を再開した。
両手の指先を2つの乳房に這わせて、触るか触ないかの距離でゆっくりと移動させる。
乳首を避けるような起動で焦らすように攻めると、乳首が少し膨張するのと同時にその周りの乳輪にも小さな突起が現れた。
「すげーエロい、、、、いま乳首触ったら気持ちよさそう、、、」
