絶頂共鳴!典子 PART1
都内の大学のサークルで知り合った真弓と典子は、広めのワンルームマンションに2人で住んでいる。
「ごめーん、ノリお風呂で生理始まっちゃったからお湯を入れ直してるね。典子はまだ来ない?」
風呂上がりに頭をタオルで拭きながら真弓が部屋に入ってくる。
「んー?あぁー、昨日来たよー。」
お風呂に入る準備を整え終えた典子は、テレビを見ながらそっけなく答えた。
「またー、ノリはー。パンツ一丁でっ!カーテン開けっ放し!」
「んー?あー。」
カーテンを閉めながら怒る真弓に、典子はまたそっけなく答える。
「生理が感染(うつ)るってホントだよね、最近、殆ど一緒じゃない?」
都内の大学にあるダンスサークルに所属する真弓と典子は2人だけでユニットを組む。
半年前から同じ部屋に住みながら、部屋の中に大きな鏡を2枚置きダンスの練習なんかもやっている。
2人が作るダンスはレゲェを取り入れたストリートダンスで、衣装もダンスもかなりセクシーなものだった。
大人びた美人顔にスレンダーなボディの真弓に、童顔なのに豊満な胸が印象的な典子。
この2人の好対象なユニットは複数の大学が共同で開催するダンスイベントでもひと際歓声が高く、男女問わずファンが多かった。
「こいつら絶対、後で付き合うよ」
典子がドラマをみながら呟く。
共演する男女の俳優がキスをするシーンだった。
深夜に放送されるその内容は割と濃厚な濡れ場だった。
いつの間にか2人は寄り添いながらクッションをギュッと抱きしめている。
自然と真弓が顔を近づけたので、典子も自然とキスをした。
「いやいやいや、ないないない」
真弓が立ち上がってクッションをベッドに投げた。
典子はキョトンとして見ている。
お互い同性愛者ではなかったが、仲の良い女の子同士に良くある程度のふざけたキスはこれまでにも時々あった。
「こんな若くて健康的でこんなに顔もスタイルもいい2人の乙女がよ?安いドラマのラブシーンを観て女の子同士でキス?いやいや、ないから。ノリ、あんたいつから彼氏いないんだっけ?」
「んーと、1年半くらいかな」
典子は相変わらず、テレビを見ながら素っ気なく答える。
「そんで、いつからしてない?」
「2週間前」
「えっ、ノリ?、、、、、、、嘘でしょ?、、、、、、誰?」
「嘘。1年くらい前かなぁ?」
「ですよねぇ~、、、、私も森脇先輩が卒業してからだから、それくらいだわ。」
どこの大学サークルでも、お決まりのように入学した女子は可愛い順に先輩の餌食になる。
2人もご多忙に漏れず、いの一番に餌食となり先輩の卒業と共に消滅した。
それからサークルや大学内に手を出すのも懲り懲りで恋愛とは遠ざかってしまった。
「もう、この部屋のルールで男を連れ込まないとか言ってる場合じゃないよ。ノリ、どんな男がタイプなの?」
「どしたの真弓そんな興奮して?急に更年期障害みたいだよ。」
「うるさいっ、ノリいい?聞いて。このままだと処女膜が再生するか、中に蜘蛛の巣が張るわよ。こんなに食べ頃の綺麗でスタイルのいい乙女達なのにだよ?」
「私、そんなエッチ気持ち良くないから別にしなくてもいいし。」
典子は、元彼の先輩のエッチが自分勝手で淡白だった事から、あまり良い経験では無くまだイッた事もなかった。
「ノリあんた、夜、私が寝てる横でたまにオナるでしょ?」
「真弓だってお風呂でしてるじゃん。」
「あはっ、聞こえてた?いや、そうじゃなくて。そん時のオナネタ何よ?どんなエッチに興味があるの?そこに男を作るヒントがあるはずだわ。」
「オナネタって、、、、なによそれ。真弓は、なんなのよ?」
「私はあれよ、、、活字よ、、、、小説っ、、、、、エロ小説ってやつよ。」
真弓が典子の隣に膝を抱えながら寄ってきて小声で伝える。
「私ってほら想像力が豊かな方じゃない?、、、、その内容を思い出しながら、、、、あとは、ほらシャワーヘッドが気持ちよくしてくれるから、、、、、はいっ、私は言ったわよノリの番っ!」
真弓が顔を赤らませて典子の膝をバイバシ叩く
「私ー?、、、、、えぇぇ、、言うのぉ?、、、、、、、、、、、、、真弓、ぜぇぇぇぇったい、誰にも言わない?」
しばらく言うか言わないか迷った典子が、真弓の方に向き直って真剣な顔で見つめる。
「う、うん、言わない、、、、ってか、そんな、すごい告白なの?」
典子は、またしばらく迷い意を決したようにパソコンで何かを見せようとした
「私ね、、、最近おかしいの、、、、、気付くと、こんなサイトばっかり探しちゃうの、、」
そう言って見せたサイトを真弓が覗き込むと、最初に目に飛び込んだのは、森の中でたくさんの男性に囲まれた裸の女性の写真だった。
「え、なに?、、え?、、これって、レイプ?、、え、、ち、違う、え?」
最初は典子が集団レイプ願望があるかと思ったが、何枚か写真を見ていうちに違う事がわかった。
明らかに裸の女性は嫌がっておらず、むしろ、快感を得ているような甘美な表情をしている。
