典子16 – 親友でも恋はライバル

いま、どっちのバイブが動いているのか気にしながらも、山田は紳士的に2人をテーブルに通し椅子を引き座らせる。

真弓がビールを選んだので山田が瓶ビールを持ってきて、3人のコップに注いだ。

真弓と典子は、普段はビールなどあまり飲まなかったが今日は酔いたい気分だった。

「そ、そしたら、、、とりあえず、か、乾杯」

目をつむって我慢するような顔の典子を、気にしなが山田が言った。

苦しそうにしながらも、典子はグラスを取り目の前に出すと今度は真弓が急に苦しそうになる。

3人は、異様な雰囲気で乾杯をした。

無言で食事をする3人。

バイブが止まっている間も、息を整えるだけで必死な真弓と典子だった。

木製の椅子もクッションがあるお陰で、外に漏れる音が最小限に押させられていた。

「ね、ねぇ、、真弓、、、もう、ヤバイよ、、、もう、外さない?、、これ、椅子に座ると、、ダメだって、、やぁぁぁ、、ん、ん」

典子が先に沈黙を破った。

その表情は、頬が赤くなり目が虚ろになっていた。

典子は外したいと言ったものの、真弓が止めるはずが無いことも、自分の身体が楽しんでいることも知っていた。

真弓と典子に、先日、山田に教えられた絶頂が目の前まで襲ってきていたが、寸前のところでリモコンを押して切り抜けていた。

いつの間にか2人の間で、ギリギリまで我慢して交代するのがルールとなっているようだった。

「ん、、はぁぁ、、山田、これ、おばさんに悪いから、食べて」

真弓がほとんど手を付けていない食事を山田に差し出す。

典子も、私も、と言い山田に託す。

2人は休んでる間に、チビチビとビールだけ飲んでいる。

山田が頑張って3人分の食事を食べている間に、2人から漏れる苦しそうな声が多くなり、交代する間隔が短くなってきた。

初めのうちは、自分でリモコンを操作して絶頂から回避することで、安心していた2人だったが、そのうちに、リモコンを押すことで満たされない気持ちの方が強くなってきていた。

「ぷはぁ、お待たせしました、、食べ終わりました、、、一度コテージに戻ります?」

山田の提案に2人は頷いたが、動けなかった。

山田が食堂の奥に行っておばさんに声を掛けて戻ってくると、2人に肩を貸してゆっくりと外に出た。

山の斜面に建てられたコテージの光が、灯りの無い道路に沿って並んでいる。

3人が宿泊するコテージは、その一番手前にあった。

そこまでの、たった100メートル足らずが、真弓と典子にはとても遠く感じた。

背後にあるオープンテラスのレストランからガヤガヤと人の声だけが響いてくる。

2人は、真っ暗で誰もいない通りとはいえ、屋外で感じている自分に恥ずかしさで何も喋れなかった。

「山田、なんか喋りなさいよ」

沈黙が苦手な真弓が、それだけやっとの思いで口にした。

その真弓は口調の強さとは裏腹に、山田の肩にしがみつき自分だけの力では歩けない状態だった。

「え、な、何を、、え、、暗いですね、、、、、え、どうしよ、シリトリしますか?」

山田は困って、小学生の遠足のような事を言い出した。

笑う余裕の無い2人は、『それで言い』と答えた。

「え、じぁ、、、コテージ」

『あ、これでいいんだ』とゆう表情の山田が最初に言う。

次は、どっちが先か、典子が真弓の顔を見たが、バイブの震えに苦しそうな顔をしてる真弓を見て、自分の番だと悟った。

「じ、じ、じ、、、じんましん」

典子が、答えたが『ん』で終わったことに、誰もしばらく気づかない。

「あっ、あの、、、典子さん、、ん、で終わってます」

山田の声を脳裏の片隅で聞いていた真弓は、限界に震える指でリモコンのボタンを押して典子に言う。

「はぁ、はぁー、ノリ、負けたから、イクまで、やめちゃダメ」

真弓は、自分に言って欲しい言葉を典子に告げた。

「やぁん、、え、、、こ、ここで?、、え、ここでイクの、、、、、マジで、、、、ん、、や、、、ヤバイ、、、ん、ん、や、んんぅん、や、、、、、」

典子は足を止め、山田の腕にギュッと抱きつき声を押し殺して絶頂を迎えた。

山田の両腕は、斜め45度にピンと伸ばしたまま固まっている。

内心は典子の柔らかな胸の感触と、ビクビクとした絶頂を迎える身体の動きにドキドキしていた。

「はぁ、はぁ、はぁ、、、次は真弓、、じ、だよ、じ、から始まるとこから」

典子は、リモコンのボタンを押して、振動を典子に向けて、真弓に伝えた。

ずっと自分自身で寸止めしていた絶頂を迎えられ、満足そうな表情だった。

きっと、真弓もそうだろうと変な友情がそこにはあった。

「はい、5秒前、4、3、2、1、はい、真弓の負けー」

ずっと、『じ、じ、じ、じ、』と考えている真弓だったが、本気なのか、わざとなのか、そのまま時間切れで負けた。

典子17 - ゲームならなんでもアリ
真弓は、典子と同じように足を止め、山田の腕に抱きつき絶頂を迎えた。 真弓の身体は、足に力が入らなくなり、ガクン、ガクンと上下に揺れた。 山田は、腕に伝わるイキ方の違う2人を冷静に比べていた。 「あ、次は僕ですか?、じ、じ、自転...