真弓は典子と同じように足を止め、山田の腕に抱きつき絶頂を迎えた。
真弓の身体は足に力が入らなくなり、ガクン、ガクンと上下に揺れた。
山田は腕に伝わるイキ方の違う2人を冷静に比べていた。
「あ、次は僕ですか?、じ、じ、自転車、、次、典子さんですよ」
2人の可愛らしい姿を見ていた山田は、徐々に積極的になっていた。
真弓は絶頂を迎えて敏感になる身体から振動を避けるようにしてボタンを押し典子に振動を渡す。
「いやん、また、、、しゃ、しゃ?、、しゃ、、しゃりん、じゃなくて、しゃ、しゃ?、、、、やぁぁ、く、車が来た、、」
そこに上のコテージに向かう車が通り過ぎる。
典子は車のライトを恐々と見ながら、ビクビクと身体を震わせた。
「あ、いま典子さん、車から見られてると思ってイッちゃいました?」
山田が意地悪に聞くと典子はコクリと頷く。
こうして、シリトリをしながら5メートル進む毎に、交互に絶頂を迎えながらコテージにやっと到着した3人だった。
コテージに到着すると陰部からバイブを取り出し、手前のベッドに転がる数々のおもちゃ達を無造作に押しのけると2人で並んで倒れこんだ。
山田はまだ震え続ける方のバイブを持ってトイレに行きリモコンで振動を止めると、まだ暖かく濡れているバイブの匂いを少し嗅いだ。
「や~ま~だ~、、、あんた、なんてものを買ってきたのよ」
山田の仕切りで何度もいかがされた真弓が、威厳を取り戻そうと照れた顔で目をつむったまま叫んだ。
匂いを嗅いでいた山田がビクッとして2人の元に慌てて戻る。
「ノリー、お風呂行こうかぁ?」
「えー、なんか、さっきので、満足しちゃった~、どうせ、混浴っていたても爺さんばっかしかいないでしょ?、真弓が行きたければ、行こっか」
「ノリが、いいなら、いいや、、、てか、、、山田、、私たちをこんなにイカせて、どうなるかわかってるの?」
真弓の何かを企んでいる目にドキッとする山田だったが、混浴に行かないと知って少しホッとした気持ちになっていた。
混浴で他の男に裸を見せる計画を、チャットで知らされてからヤキモチにも似た感情が生まれていたからだ。
ガバッと起き上がった真弓が、自分のバックの中からなにやら取り出した。
「山田、表の道路から丸見えだから、カーテン閉めて」
これから見られたらマズイ事が始まるのだと、ドキドキしながらカーテンを閉める。
「じゃ~ん、王~様ゲ~~ム!、、、ほら、山田、椅子持ってきて、ここ座って、、あ、お酒も冷蔵庫から持ってきてぇ」
真弓が前に使った3本の割り箸を取り出し2人の前に突き出した。
山田は冷蔵庫から缶ビールとチューハイを持ってきて、ベッドの間に椅子を置き左右のベッドに座る2人の間に腰掛ける。
「はい、山田、引いて」
缶チューハイを開けて一口飲むと、割り箸を山田の前に差し出す。
山田は真弓の顔をチラッと見てから、いつも通り手前の割り箸を引くと赤い印が付いていた。
次に引く典子は慎重に選んだ。
いつも通り二択で王様だからだ。
「よし、王様」
典子は無印の王様を引き当て真弓の手元をチラッと見る。
「じゃあ、ねぇ、、、、赤の服をピンクが全部脱がせて、全裸にするぅー」
「ノリ、、、いきなり?、、、はい、私が、ピンクぅー!、、はい、山田くん、立ちまちょうね」
真弓が山田を立たせてTシャツを脱がせる。
そして、山田の前にひざまずきジーパンのベルトを外しパンツも一緒に手をかける。
「え、え、本当に、え、え、、、ちょっと、、、先にトイレ行っていいですか?」
山田がいきなりの展開に混乱していると真弓が下から見上げて言った。
「なに女の子みたいなこと言ってんのよ?、、、あ、さては、先走ってんでしょ」
山田の要求は聞き入れられず、真弓が強引にズボンを脱がすと山田をベッドに寝かせパンツに手をかける。
山田の手が隠した方がいいのか迷ってウロウロしている。
真弓はニヤニヤしながら山田のそれ一点を見つめる。
命令を出した当の典子は、なぜか両手で口と鼻を隠すが目を隠すことはなく同じように一点を見つめている。
山田の陰毛と陰茎が見え始めた。
普通ならそろそろ亀頭が顔を出しても良さそうなものだがまだ出てこない。
そして少し皮に隠れた亀頭が見えた瞬間、ブルンと山田のそれが跳ねた。
まだ完全に勃起していないそれはお腹の方に横たわった。
何も言わないまま真弓はズボンとパンツを下まで降ろすと、山田は恥ずかしそうに素早く両足を抜く。
「はい、次」
