和美01 露出願望

この夏、和美は冬場はスキー客で賑わう旅館で働いていた。叔母が経営する旅館があるこの温泉街は、夏場の集客の為にテニス場やサッカー場を作り、数年前から町おこしをしている。

町の多くの旅館で、大学のサークルや体育会のサッカー部やラグビー部が、よく利用してくれるようになったが、叔母の旅館は、昨年の夏に男女が参加するサークルの淫行が問題になり、今年から夏場は女子禁制の旅館になった。

そうしてしまった事により、女の子のバイトの応募が減ってしまい、急遽、和美がヘルプで呼ばれたのだ。


「和美ちゃん、もうすぐ、サッカー部が帰ってくるから、帰ってくる前に、この夕食の配膳を先にお願い!」

「はーい!」

忙しいながらも、元気よく働く和美だった。和美は、この仕事がとても気に入っていた。仕事自体は目が回るほど忙しかったが、そんな事がまったく苦にならないほど、副産物が大きかったのだ。

和美は、大学1年生だったが、大学であまり目立たず、高校時代も、クラスの男子の1~2人から、なんとか告白されるくらいの位置にいた。

童顔で顔に特徴が無く、いわゆる普通の顔立ちをしているのだ。いつも、クラスで人気の女子に対して、絶対スタイルは私の方がいいのに男子は見る目がないわねぇ、と嫉妬していた。

自分でも自負している通り、和美は制服の上からはわからなかったが、抜群のスタイルをしていた。特に豊満なバストはお椀のようにツンと上向き、引き締まったウエストから丸みを帯びたヒップラインは、理想的なボディラインを作っている。


「和美ちゃん、その配膳が終わったら、今日も早番だから、上がっていいわよ、先にお風呂になさい」

早番は、朝5時から朝食の支度があるので、他のバイトの女の子たちは、誰もやりたがらないのに、和美は、率先して1人で早番を志願していた。

それには理由があった。これから始まる密かな楽しみがあったからだ。


「はい、お疲れ様です!、、、お風呂、、お先に頂きまーす」

ひとりで早番をこなす和美は、一番風呂を独り占めすることが出来る。他の従業員がまだ働いている中、ひとりで掃除が済んだばかりの温泉に向かう和美は、どこか緊張しているような、それでいて少し顔が高揚しているようにも見えた。


「ひゃあー、、、極楽、ごくらくぅ~」

和美は、お風呂に入ると早々に身体を洗い、この旅館自慢の温泉に浸かりながら、あるタイミングを計っていた。

男子ばかりが宿泊する旅館なので、浴室の覗き対策は万全だった。すべての窓には、目隠しがされ、男子浴場とを仕切る壁の上部の隙間も板で厳重にガードされていた。

和美が湯船で耳をすましながら待っていると、外からサッカー部員たちが帰ってくる声が聞こえた。


(今だわ)

和美は、ここぞというタイミングで、脱衣所に出た。浴室だけに気をとられて、脱衣所のケアーが手薄になっていたのだ。歴史のあるこの旅館は、壁が全て木造になっており、薄い板一枚を隔てて外にボイラー室があるのだ。

これに気付いた数名のサッカー部員が、鍵の掛かってないボイラー室に忍び込み、板の隙間から脱衣所を覗いていたのだ。

ボイラー室の入り口が、叔母たちの寝室の窓から見えることから、遅番の女の子達がお風呂に入る頃には、ボイラー室に忍び込む事が出来ず、部員達は、疲れた身体にムチを打ってでもこのチャンスにかけていたのだ。

和美が最初にその視線に気付いた時は、本当にびっくりしたが、恥辱な快感が一瞬で体を駆け巡り、反射的に気付かないフリをした。

和美には、以前より裸を男の子に見られたいという欲求があった。

覗きに気付く前から、外から聞こえる男の子の声を近くに感じ、もし、覗かれたらどうしようと思いながら、出来るだけ全裸で浴室内を意味もなくウロウロしていたくらいだった。

最初に男子に裸を見られ夜は、羞恥な体験が脳裏から離れず1人で何時間もオナニーをしてしまった。いつも、クラスで目立たない透明人間のような存在の和美も、この断欲合宿の若者達には、女神のような存在であった。

それ以来、仕事中に部員たちが和美に向ける視線が、獲物を狙う目に見えてしまい、さらに裸を晒したいという羞恥願望が強くなってしまったのだ。

足音を忍ばせた数人の気配が、壁の向こうのボイラー室から感じられた。


(あぁぁぁ、、今日も覗くつもりね、、、、)

和美は、いつも決まって身体をひと通り拭いた後は、全裸の状態で頭にバスタオルだけを巻いて、大きな鏡の前でお肌のお手入を念入りにする。

足元まである大きな鏡の前に立つことで、たくさんの目が付いた壁に背中を向けることになるが、鏡に映った身体の前面も同時に見せることができるからだ。

時折、陰部の毛のケアーをするフリをしたり、意味もなく胸を寄せたポーズを鏡に映して確認したり、あたかも女子はいつもこんなことをしているのよ、と言わんばかりに普通の顔でサービスポーズをしているのだ。

今日は、さらに大胆な羞恥計画があった。

お肌の手入れが終わったら、今度はドライヤーで念入り髪を乾かし、充分に全身を見せた後、和美は次の羞恥計画を実行する。


(とうとう、やっちゃうの?、、ヤダァ、考えただけで、濡れてきちゃった、、でも、お風呂上がりだから、これが愛液だなんて、バレないわよね、、、よし、やっちゃおう)

意を決して、和美は、穴の開いた壁にお尻を突き出すようにストレッチを始めたのだ。足を肩幅以上に広げて、前屈から始めた。


(いやぁぁぁ、この体制は、アソコが見えてるわよね、、脚の間からもおっぱいが、、、やだ、感じちゃう、)

まずは正面に前屈をした後で、さらに足を大きく開き左右のつま先を交互に触るように前屈を続ける。


(スイッチ入っちゃった、、大丈夫よね、、、女の子は、お風呂上がりにストレッチするのなんて当たり前なんだから)

壁の向こうから男の子たちが、ざわつく気配がした。

きっと、良く見える場所を取り合って小競り合いが始まっているのだろう。


(見てるわ、、、見てるのね、、、、、、いいわ、、、もっと見せてあげる)

温泉で温まった身体も外気に冷やされ、全裸でいることが既に非日常に感じられる。さらに、たくさんの目がある壁から1メートルも離れていないところで、壁にお尻を向ける状況に、和美は全身の血液が煮えるような感覚を覚えた。

その後、ワザと見せていることがバレないように、普通のストレッチを織り交ぜる。


(ほら、、、この角度だと、、私のおっぱい綺麗に見えるでしょ?、、、、もう少し、近付いちゃおうかしら、、、、こうやって、バランスを崩した感じで、、、、キャッ、、、近い、、、いま私のワレメちゃん見えたでしょっ!)

どんなに大胆な行動も『覗かれた被害者』の立場が成立するこの状況を思う存分楽しむ和美だった。

和美は、最後に昨晩から考えていたポーズを実行する事にした。


(このポーズも、やっちゃうの?、、あぁぁぁ、考えただけで、もう、オナニーしたくなっちゃう、、さっさと、やっちゃって、早く部屋に帰ってオナニーしようっと)

和美は、バスタオルを床に敷くと、足を穴の開いた壁の方に向けて仰向けに寝転がり、おもむろに股関節のストレッチを始めた。

最初は、片足の膝を胸まで抱き上げ、左右の足をゆっくりと、ストレッチする。これだけで歪に開かれた陰部は大胆に露出され、既に触ってもいないのにイキそうになっていた。


(さぁ、これが仕上げよ、一瞬だから、ちゃんと見ててね)

最後に、和美は両足を大きく広げ、両方の足の裏を合わせるようにして、足先を手前に引き寄せた。

羞恥計画の完成形である。


(いやぁぁぁぁ、これ、、思った以上に、恥ずかしいぃぃぃ、、アソコも、お尻の穴も全部見えてるわよね、、、あ、、膣の入り口に空気を感じる)

(ビラビラも開いてるんだわ、、あぁん、気持ちいい、見られるの気持ちいい、男の子、ちゃんと見てるかな?)

和美は、自分の股間がどんな風に見えているか気になり、不自然では無いように、頭を足先に付けるような柔軟運動のフリをして陰部を覗き込んだ。


(いやぁぁぁぁ、、、全部見えてる、というか、興奮してクリちゃんまで、顔を出してるじゃない、、あぁ、もう止めないと、、、でも、もう少しだけ、、、股関節は特に硬いから、念入りにストレッチすることもあるのよ)

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